記事では被害者と”円満に”示談が成立したとありますが、その内実が気になります。
日本と同じく韓国でも米国との地位協定によって、米軍人や軍属に治外法権的な権利が保障されています。
その結果、けっして満足できない内容であっても示談せざるを得ないという現実が付きまとうという事です。
【韓国】 泥酔の在韓米軍、車を盗んで「ソウル→烏山」飲酒運転で当て逃げ···執行猶予2年
2025.4.9【News1】
江南で車を盗んで米軍部隊まで45kmを運転···タクシーに衝突して逃走
血中アルコール濃度0.117%「免許取り消し」水準···法「罪責重い」
酒に酔って車を盗み、当て逃げ事故まで起こした在韓米軍が1審で懲役刑執行猶予を宣告された。
9日、法曹界によると、ソウル中央地裁刑事17単独のホ・ソユン判事は、窃盗、特定犯罪加重処罰法上の危険運転致傷・逃走致傷、道路交通法上の事故後の未措置・飲酒運転の疑いを受ける在韓米軍のA氏に、懲役1年6ヶ月に執行猶予2年を宣告した。
A氏は昨年の9月29日、ソウル江南区でミニクーパー車を盗んだ疑いが持たれている。 当時、車の持ち主はエンジンをかけたまま席を外した状態だった。
車を盗んで乗った当時、A氏は血中アルコール濃度0.117%で免許取り消し基準である0.08%を超過する泥酔状態だったことが分かった。
飲酒状態でソウル江南区から自分が所属している京畿道烏山の米軍部隊まで、約45㎞を運転した疑いも適用された。
その過程で向かい側の車線に停まっていたタクシーにも衝突したが、A氏は措置を取らずにそのまま逃走したことが分かった。 この事故でタクシー運転手は全治2週間の負傷を負い、126万ウォンあまりの車両費用がかかった。
A氏は警察で、『部隊に早く復帰したくてエンジンがかかっている車を盗んで運転した』という趣旨で供述したという。
裁判所は「血中アルコール濃度がかなり高い状態で他人の乗用車を窃取して運転し、停車中の他の車両に衝撃する人的・物的交通事故を引き起こしても何の措置も取らずに逃走した」として、「罪責が重い」と叱責した。
ただし、『』「A氏が犯行を認めており、被害者と円満に合意して処罰を望んでいない点などを有利な情状として参酌する』とし量刑理由を説明した。(ソ・ハンセム記者)■
原文出典 → https://v.daum.net/v/20250409070003660