かつて韓国では、凶悪犯罪によって一審で重刑を受けた米軍兵士の控訴審で、『大韓民国の防衛に寄与している』との理由で「罪一等を減じる」判決が下されたことがあります。
やはり世の中が根本的に改善していない証拠として、この記事にあるような「裁判所はA氏の身分上、韓米両国政府間で拘束可否に対する協議が必要な点を考慮し、彼を法廷拘束することはありませんでした」という出来事が起こるのでしょう。
また、判決理由の中にある”双方の文化的な差異”など、理解し難い内容が少なくありません。
【韓国】-74 女性をレイプした駐韓米軍の将兵、控訴審でも‘実刑’ 【YTN】2023,9,6
レイプの疑いで裁判にかけられた20代の駐韓米軍将兵が、1審に続き控訴審でも実刑を宣告されました。
光州高裁全州裁判所は今日、レイプの嫌疑で起訴された米空軍第8戦闘飛行団所属のA氏に、懲役2年6ヵ月を言い渡した原審を破棄して懲役1年6ヵ月を宣告しました。
A氏は2020年9月27日の午前4時頃、全羅北道のある住宅で被害女性と強制的に性的関係をもった疑いを受けています。
裁判所は、『誰もが一定水準の身体接触を容認したとしても予想を越える身体接触は拒否できる』として、『被害者は性的関係の前に被告人の首を押すなど明確に拒否意思を明らかにしたと語った』と明らかにしました。
裁判所は、『但し、性的関係に繋がる状況で被告人が被害女性の意思をきちんと確認できなかった特殊性があり、双方の文化的な差異で事件が起きたと見る余地もある』と刑の減軽理由を付け加えました。
裁判所はA氏の身分上、韓米両国政府間で拘束可否に対する協議が必要な点を考慮し、彼を法廷拘束することはありませんでした。
先だって、A氏は性的関係の事実は認めながらも、女性の陳述が一貫しておらず、強制性関係に故意性がなかったと主張して控訴しました。(YTN:キム・ミンソン記者)■
原文出典 → https://www.ytn.co.kr/_ln/0115_202309061254189483