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「韓国人女性に対する性的暴行」を否定した米軍…警察、携帯電話のフォレンジックに着手

 昨年7月の事件ですが、半年を過ぎても被疑者は「何事もなかったかのように」所属部隊で勤務しており、被害者は心身に負った深い傷を癒せずにいます。
 駐屯軍地位協定(SOFA)に違反しているかどうかも大事であることは間違いないですが、そもそも、こんな中途半端な状態を保証しているSOFAこそが問題であることに着目しなければなりません。

【韓国】-70 「韓国人女性に対する性的暴行」を否定した米軍…警察、携帯電話のフォレンジック(※)に着手 2023.01.31【中央日報】

 ※ Computer forensics(電子的証拠物などを司法機関に提出するため、データを収集、分析、報告書を作成する一連の作業)ウィキ百科

 準強かん容疑で群山第8戦闘飛行団の米軍を立件
 全羅北道群山市の米軍基地で発生した性暴力事件を捜査中の警察が、容疑の有無を判断するため、加害者として名指しされた米軍将兵の携帯電話分析に乗り出した。

 群山警察署は31日、『米空軍第8戦闘飛行団で韓国人女性に性的暴行を加えた疑い(刑法上準強かん)で在宅起訴した米軍将兵の携帯電話を押収し、デジタルフォレンジック中』として、『米軍将兵はまだ該当部隊にいる』と明らかにした。デジタルフォレンジックはコンピューター・携帯電話などに残っているデジタル情報を分析し、犯罪手がかりを探す捜査技法をいう。

 警察と米空軍などによれば、昨年7月24日の午前9時ごろ、群山市の第8戦闘飛行団の正門外に飛び出した20代の韓国人女性A氏が、“性的暴行を受けた。助けてほしい”と叫びながら助けを求めた。当時、軍務員がこの女性を発見して米憲兵隊に引き渡したという。

 被害女性は、前日の夜に該当米軍部隊の宿舎に入ったことが判明している。加害者として名指しされた米軍は、第8戦闘飛行団所属の現役将兵と分かったが、具体的な階級・年齢など人的事項は確認されていない。

 米軍“性関係合意”嫌疑を否認…警察“性的暴行を受ける”検察送致
 米軍側の通知で捜査に着手した警察は、米空軍特別捜査隊(OSI)から加害者の供述などが盛り込まれた事件資料を受けとって捜査してきた。被疑者の立場になった米軍将兵は、『A氏とは合意で性関係をした』という趣旨で疑惑を否認したと警察は伝えた。

 しかし、警察は1次調査の結果、A氏が酒に酔って意識のない状態で性的暴行を受けたと見て、昨年11月、米軍将兵を全州地検群山支庁に送致した。警察は『双方の主張が交錯して物的証拠も出てこなかったが、被害女性の陳述が一貫して具体的な点などを考慮して信憑性があると判断した』と述べた。その後、検察は警察に補完捜査を要求した。検察は、米軍将兵の携帯電話で、対話内容などの証拠があるかを確認せよという趣旨で補完捜査を要求したという。

 一部で「SOFA違反」指摘…「違う」という視点も
 一方、一部では『米軍が駐韓米軍の地位を規定した「駐韓米軍地位協定(SOFA)」に違反したのではないか』という指摘も出ている。米軍側が事件発生から半月が経っても、性的暴行の疑いが持たれている米軍を韓国捜査当局に渡さなかったためだ。

 ところが、『米軍がSOFA規定を破ったとは見難い』という見解もある。SOFA規定によると、米国の利益と関連されておらず、米軍同士の犯罪または公務執行中に起きた事件ではない駐韓米軍犯罪に対しては韓国が一次的な刑事裁判権を持つが、米軍被疑者の身柄引き渡し時期は「捜査着手時点」ではないためだ。

 2000年12月の第2次SOFA改正で韓米両国は、殺人・強かん・放火など12の重大犯罪に対する米軍被疑者の身柄引き渡し時期を、「裁判終結後」から「起訴時点」に繰り上げた。改正案には殺人・強かんなどの凶悪犯は韓国警察が逮捕すれば米軍側に身柄を引き渡さずに引き続き拘禁できるという内容も盛り込まれた。(金ヂュニ記者)■

原文出典URL → https://www.joongang.co.kr/article/25137248

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