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“SNSで出会った美貌の女性米軍、結婚しようと金銭を要求”…‘ロマンス・スカム’フィッシング詐欺

果たして詐欺犯は本物の米軍女性なのかどうか定かではないですが、所謂、「振り込め詐欺」の米軍女性バージョンです。どこかで米軍女性に憧れる何かがあるのか、それとも単に「美貌」に引かれてなのか、何とも情けない新たな「米軍犯罪」が登場したものです。

“SNSで出会った美貌の女性米軍、結婚しようと金銭を要求”…‘ロマンス・スカム’フィッシング詐欺                                【文化日報】2023,7,27

恋愛するかのように騙して親交を深めた後、金品を要求
アメリカなどで流行…金品要求時には必ず慎重に判断

 ソウルに住む会社員のL(34)氏はある日、自分のSNSチャットに『米軍だ』と名乗った美貌の女性が話しかけてくるのを見た。美貌の女性軍人の写真が掛けられているのを見たL氏は、話しかけてきた女性を本当の米軍女性だと思った。今は中東で勤務しているが、近いうちに駐韓米軍として韓国に行く予定で、韓国人と対話したくてメッセージを送ったという米軍女性の言葉を、L氏はまんまと信じて対話を始めた。

 そのように美貌の米軍女性と友人関係になったL氏は、日増しに米軍女性に心を奪われた。ついに韓国に来たら付き合おうという約束までしたL氏は、この女性兵士が韓国に来る日だけを待っていた。

 そんなある日に女性兵士から、韓国に行くためには米国のお金を両替しなければならない、両替手数料を送ってくれれば巨額のドルを送るから両替してほしいという要求を受けた。そして、両替手数料としてコンビニで販売しているグーグルギフトカード1000万ウォン分を購入し、ギフト番号を入力してほしいと言った。

 L氏はその時になってようやく、この女性軍人がフィッシング詐欺犯だということを直感し、問い詰めた。すると、この女性兵士はその後、チャットウィンドウを閉鎖して消えてしまった。

 恋愛を意味する「ロマンス」(Romance)と信用詐欺を意味する「スカム」(scam)を合成した「ロマンス・スカム」フィッシング詐欺は、このようにSNSで恋愛するかのように騙して親交を深めた後、金品を要求する新手の詐欺手法だ。

 昨年12月、ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊国際犯罪捜査係は、SNSで海外派兵軍人、医師などを詐称して親交を深め、数十億ウォンを騙し取ったロマンス・スカム国際詐欺組織の一味12人を検挙した。米国でも連邦検察ニューヨーク南部地検が今年4月、オンラインデートサイトで知り合った80代の男性から、合わせて283万ドル(約37億ウォン)を横取りしたフロリダ女性フィッチス・スタゴ(36)氏を検挙した。急にお金が必要だというスタゴに、この男性は計62枚の個人小切手を発行してあげた。

 26日、蔚山(ウルサン)南部警察署玉洞(オクトン)地区隊は、地域内のコンビニを訪問してロマンス・スカムの予防活動を行った。蔚山でも最近、自分を米国の女性軍人だと偽って紹介した詐欺師から被害を受けた被害者が発生した。

 玉洞地区隊はこのようなロマンス・スカム被害を予防するため、コンビニ従事者を対象にロマンス・スカムフィッシング詐欺の事例、対応方法などを案内して、地域内のコンビニ54ヶ所に広報物を掲示した。

 玉洞地区隊の関係者は、『今回配布した広報物を通じて、被害者がグーグルギフトカードを購入する前にフィッシング詐欺に騙されているのではないか、もう一度調べることができるだろう』と語った。(イム・デファン記者)■

原文出典URL → https://www.munhwa.com/news/view.html?no=2023072701039910006002

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