果たして、この判決が妥当な量刑なのかどうか、どうしても疑問が残る結末となりました。
それというのも、韓国社会では米軍関係者による性犯罪が横行しており、判決の内容が犯罪発生の抑止力になっているのかどうかが疑わしいからでもあります。
【韓国】 公園で‘4歳女児に強制わいせつ’した駐韓米軍に懲役刑執行猶予 2023,12,11【ソウル新聞】
マンションの公園で女児に強制わいせつした駐韓米軍兵士に、懲役刑執行猶予が宣告された。
大田地方裁判所天安支院第1刑事部は12日、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反の疑いで在宅起訴された駐韓米軍のA氏(37)に対して懲役3年を言い渡し、4年間の刑執行を猶予した。
また、A氏に対する情報を4年間公開・告知し、児童青少年及び障害者関連機関に5年間の就職制限を命令した。
A氏は7月2日、自分が居住する忠清南道牙山にあるマンション内の公園で、4歳の女児を強制わいせつした嫌疑を受けた。
被害者両親の通報で捕まったA氏は、駐韓米軍地位協定(SOFA)により国内刑事法に従って調査を受けた。
検察はA氏に対して懲役5年を求刑し、A氏は最後の陳述を通じて『被害者と家族が被った苦痛に対して許しを求めることはできない。私自身も許せない』として、『被害者と家族、大韓民国国民に心より謝罪し、二度とこのような過ちを犯さない』と語った。
裁判所は『被害者児童は安全で平穏でなければならない住居地内の公園で犯行に遭い、公園に対する恐怖を持つようになるなど衝撃と恐怖が相当だっただろう』として、『今後も健康な成長に支障を及ぼすことが当然と見られる』と、厳罰が必要だと指摘した。
続けて、『遅ればせながら犯行を認め、被害児童の両親との示談で処罰を望まない点を考慮して刑を定めた』と量刑理由を説明した。(キム・チェヒョン記者)■
原文出典 → https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20231212500249&wlog_tag3=naver